ありがとう野茂

先日、野茂が現役引退を発表した。まずは「お疲れさん、そしてありがとう!」と言いたい。
僕と同じ年齢ということもあり、20歳の時から「ずーーーっと」応援してきた。
言いたいことがあり過ぎるが、ここでは3つに絞って書きたい。

1)メジャーリーグの面白さを日本人に伝えてくれた人物
それまでにも何人かメジャーに挑戦し、実際に活躍した選手もいたが、自分の意思で挑戦し、本格的に大活躍した初めての選手が野茂だった。初年度から新人王、奪三振王、オールスターでの先発など輝かしい実績を残した。メジャーリーグは前年のストライキ問題で、人気が低迷していたが、野茂が一人で人気を取り戻した。日米ともに野茂ブームとなった。僕はこれ以前からもメジャーをチェックし、結構知っていたが、本格的に見始めたのは野茂が行ってからだ。そして、徐々にスカパーなどで見るようになり、現地にも観戦に行くようになった。

2)メジャーリーグにおける日本人プレーヤーのパイオニア
野茂が挑戦した時は、ほぼ前例がなく、すべてを自分で切り開いた。そして、大活躍。この成功が認められ、次々に日本人選手が挑戦するようになった。メジャーリーグ側も日本の実力を認め始めた。松井やイチロー、松坂などがメジャーで活躍できるのも、すべて野茂のお陰だ。野茂が行かなかったら、未だに誰もメジャーに行かなかったと思う。

3)メジャーリーグ野球殿堂入りにふさわしい人物
いろいろな意味で殿堂入りにふさわしいと思う。新人の時の実績、その後も奪三振王を獲得したこと、アメリカンリーグナショナルリーグの両方でノーヒッター(ノーヒットノーラン)を達成したこと、そして、日本人のパイオニアであること。通算成績ももちろん立派。国民栄誉賞なんて野茂には価値が小さいような気がする。仮にメジャーの殿堂入りを逃しても、歴史や人々の記憶に大きく残る選手だ。

現役を引退しても、今後も野茂はいろいろな面でパイオニアとして、道を切り開くだろう。今後の野茂にもますます注目。
最後に、02年に野茂を見に行った時のブログのURLを載せておこう。02年7月3日に書いてます。13日のイチロー話のところにも、野茂のことを書いてます。
http://www.geocities.co.jp/PowderRoom-Rose/5964/tadiary/ta02July.html