WBCは本当に世界一を決める大会なのか?

先に結論から言うと、答えは「ノー」。理由はいくつかある。

まず、一流メジャーリーガーの相次ぐ辞退。彼らの契約条項に、この大会での保障が入っていないため、各国ともベストメンバーとは程遠い状態になってしまった。
それから前回同様、開催時期が3月ということで投手に対して投球数の制限などがあり、これでは真の戦いとはならない。
さらに、メジャーリーグではドーピング問題(薬物疑惑)が未だにグレー(未解決)のままだ。

このようなことを考えても、野球に関しては今後も「真の世界一を決める大会は無理」だと思う。

とまあ、暗い話ばかりしても仕方がない。大会がないよりは良いので、一応展望も。
僕の興味は、どこが勝つということではなく、個人個人のプレーを楽しむという所にある。個人的に好きな選手の多いドミニカの選手たちに注目(辞退者は多いが)。他の南米勢(ベネゼエラ、プエルトリコなど)も楽しみ。アメリカは全然ベストメンバーとは言えないが、まあ軽めにチェックかな。

スカパーは全試合中継するので、日本の試合よりも、南米勢の予選をチェックする予定。
前にも書いたとおり、今年はスカパーのメジャー放送が契約切れのため、スカパーでメジャーの選手達を楽しめるのは、3月で終わり。他はアメリカのスポーツニュース(スカパーにある)の中でチェックするだけ。さびしい…。

さて、少しだけ優勝予想を。ベストメンバーを出して、本気で戦いそうな国は韓国、キューバ、日本のみ。そして、優勝候補はその順だと思っている。韓国は日本に絶対的な自信を持っている。前回も決勝前に、たまたま投手リレーに失敗して敗れたが、他の2試合はきっちり勝って、日本に対しては2勝1敗だった。かつ、北京五輪も日本に完勝。キューバも前回決勝で日本に敗れたが、通常はキューバの力が上。
日本は前回優勝ということもあり、マスコミが盛り上げているが、苦しいと思う。

果たしてどんな結果になることやら。