He has gone up yonder.

アメリカ西海岸、7月11日日曜日。

私たち日本でゴスペルを歌う者たちが尊敬する牧師であり、賛美者である、Bishop Walter Hawkinsが、天に召されました。

死因はおそらく、昨年から患っていた膵臓ガンによるものではないかと思います。

今日一日、言葉が見つかりませんでした。でも、書いてみます。

私も、Bishop Hawkinsの多くの曲を通して、励まされ、導かれ、力をもらった1人です。

自分の足りなさに愕然とした時に、愛をただただ受けたいと思った時に、孤独を感じた時に、将来への不安を感じた時に、もうゴスペルをやめてしまおうと思った時に、

私をイエス様のもとに引き上げてくれた英語の賛美はいつも、Bishop Hawkinsの曲でした。

にこたまのマクドナルドでひとり、"He's that kind of friend"を聞いて涙して、もう一回立ち上がろうと心を変えられた時のことは、忘れることができません。

今日、TPW(Thanksgiving and Praise and Worship)のコンサートの一番最後に、Minister Prince Yelderが、"Marvelous"を弾いてくれました。

私は涙で歌うことができなかったけど、Hawkins Familyの人達や、牧師を失ったLove Center教会の人達のことを思い、祈りました。

人はみんな、いつかこの世での時間を終えます。

しかし、キリストを信じる者たちの最大の希望は、この世で終わりではない、ということです。

Bishop Hawkinsの代表曲"Goin'up yonder"を思います。まさしく今、あの曲の通りになっているんだなぁと。"I'm going away"もそうだね…。

彼は今、イエス様と顔と顔を合わせて、走り終えた人生をねぎらってもらっているんだろうね。

そして私にも順番が来たら、天の御国へ行き、Bishop Hawkinsにも、また、会える。

そのような平安を伴った確信が、残された者たちを慰め、励ますのです。そして、この世で生きる力となるのです。

この世で終わりじゃないの!聖書は、そう教えています。

私たちが行く先、ゴールをどこに据えるかで、今の生き方は変わってくる、と、思いませんか?

日本でゴスペルを歌う全ての人達に、今、伝えたいです。

Bishop Hawkinsが彼の歌を通して言おうしたことは、Jesusと共に生きる人生の素晴らしさであり、Jesusの愛であり、Jesusがおられるところへ一緒に行こう!という招きです。

それは、人間的な、一時的な、感情的な喜びや興奮ではありません。

目に見える状況がどのようなものあっても変わらない、永遠になくならない、そういう平安や喜びです。

昨年2009年のMusic&Arts Love Fellowship Conferenceでお目にかかったのが、私にとっては最後でした。今年のカンファレンスは容態の急変により、来ることができなかったと聞きました。いかにもガンの人の痩せ方で、見るのもつらいくらいだった。それでも力強く、"Marvelous"を賛美し、ガンから復活を遂げた証しをしてくれた姿が、本当に本当に強烈な印象に残っています。生きるパワーとはこういうものか、と。

その時の様子がYoutubeにあるので貼ります。この時のことを私はきっと一生忘れないでしょう。

Bishop Hawkinsもレジェンドになってしまったけれど、今を生きる私たちは、彼の思いをしっかり胸に抱いて、歌っていきます。

Love Alive Ⅵ、聴きたかったな…。

RIP Bishop Walter L. Hawkins