満ち足りる
「ですから、あなたがたは、神の力強い御手の下にへりくだりなさい。神が、ちょうど良い時に、あなたがたを高くしてくださるためです。あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。第一ペテロ5:6-7」
英語の聖書の訳はとてもたくさんありますが、私はここではNKJVでexaltという言葉を使っているのが個人的に好き(神学的意味は全く無し)。
Therefore humble yourselves under the mighty hand of God, that He may exalt you in due time, casting all your care upon Him, for He cares for you.(NKJV)
で、"The Message"という訳がありまして、日本語で言うなら「現代語訳」みたいなものかな。それだとこうなる。
So be content with who you are, and don't put on airs. God's strong hand is on you; he'll promote you at the right time. Live carefree before God; he is most careful with you.(The Message)
へー。"be content with who you are, and don't put on airs."だって。
「あなたという人?ありのままのあなた?に満足し、見栄を張ってはなりません」みたいな感じ?
へりくだるとは、ありのままを満足するということか。
満ち足りるといえば、思い出すのはパウロの言葉。
「乏しいからこう言うのではありません。私は、どんな境遇にあっても満ち足りることを学びました。ピリピ4:11」
この箇所の前にはこんなことが。
「いつも主にあって喜びなさい。もう一度言います。喜びなさい。
あなたがたの寛容な心を、すべての人に知らせなさい。主は近いのです。
何も思い煩わないで、あらゆるばあいに、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。
そうすれば、人のすべての考えにまさる神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。
最後に、兄弟たち。すべての真実なこと、すべての誉れあること、すべての正しいこと、すべての清いこと、すべての愛すべきこと、すべての評判の良いこと、そのほか徳と言われること、称賛に値することがあるならば、そのようなことに心を留めなさい。
あなたがたが私から学び、受け、聞き、また見たことを実行しなさい。そうすれば、平和の神があなたがたとともにいてくださいます。
ピリピ4:5-9」
へりくだることと、満ち足りることと、平安というのは、とても近いところにあるのねきっと。
パウロさんはこんなことも。
「満ち足りる心を伴う敬虔こそ、大きな利益を受ける道です。第一テモテ6:6」
平安を得るためには、まず、今を満足する心から。
言うは易し…。主よ、どうぞあわれんでください…。