ホーホケキョ

この時季、歩いていると「ホーホケキョ」を実に頻繁に耳にします(どんだけいなかに住んでんだ)。そのたび思うのですよ。あんなに小さい発声器官で、人のこぶし程度の小っちゃな共鳴体から、時にけたたましいとも思えるほどの大音量のホーホケキョを響き渡らせるウグイスって、すげーな!

今日の夕刊にちょうど出ていましたが、ウグイスの「ホーホケキョ」は、オスが繁殖期に発するもので、縄張りを確保してメスを引きつける役割があるそうで。種を残すための決死のホーホケキョなのね。美しいさえずりなんてお気楽なもんじゃないんだー。でも、「生きるために発せられる声」こそが、人間の耳には美しく聞こえるのかもしれないなー、なんて思ったりも、しました。聴く人の気分を良くするために鳴いてるわけじゃないんだもんね、ウグイスは。

わたしも、生きることが礼拝になり、礼拝が歌になったら、いいな。